合成界面活性剤の弊害
一般的に洗剤は肌に良く吸着します。石鹸の場合は加水分解されて遊離脂肪酸が疑似皮脂膜として吸着しバリアとなり皮膚を保護します。ところが合成界面活性剤の場合は、全てそのままの形で吸着されますので、肌表面は親水性となるため、外気湿度が低い場合(たいていの晴れた日)は、体内の水分が肌から蒸発しやすくなります。この結果、肌内部から水分がドンドン失われて真皮に負担が掛り、肌の老化を促進します。
これが内部乾燥の弊害です。又、洗うたびに皮脂膜が全て洗い流され、角質層からの水分蒸散を防ぐことができず皮膚は乾燥し、細胞間脂質やNMFが減少することで慢性的なインナードライに悩まされることになるのです。
合成界面活性剤の弊害は特性上の理由から根本的には解決できないことは研究者であれば誰もが知っている常識的なことですが、どのメーカーも声を大にしては言えない不都合な真実です。