自然治癒力と薬の関係 たとえば、コラーゲンを食べると肌のコラーゲンが増えてプルプルになるとか、又は風邪薬を飲むと風邪が治ると理解している方、それは誤解です。 簡単に説明しますと、風邪の症状はカラダの免疫機能が活発に働いて、侵入したウイルスと戦っている状態が発熱等の症状です。免疫が戦っているわけですから免疫力を上げてカラダはゆっくりと休めていれば自然と治るのです。しかし、風邪ぐらいで休むことが許されるほど世間は甘くないので、風邪薬で熱を下げたり、咳を抑えたり誤魔化しながら学校や会社に行くことになると思います。 風邪薬は上がりすぎた発熱を抑えたり、気管支炎にならないように喉の蠕動運動を促進することに利用する場合を除き、通常の軽い風邪では咳やくしゃみ、鼻水の症状が出ないように誤魔化すことが最大のメリットであり、治すことではありません。免疫機能が活発に働かないように薬で免疫を意図的に弱めることで風邪の症状を誤魔化しているだけなので、デメリットとしては免疫が弱まる分だけ治りが遅くなるというわけです。 結局、風邪は寝て(自己の免疫システムで)治すのが一番早く、副作用もないのです。風邪をひいたら、まず自己治癒力(免疫力)を高めることが重要です。 スキンケアも同様に敏感肌や乾燥肌だからといって化学合成されたPGやBG(添加物)等の保湿剤やグリチルリチン酸2Kのような肌荒れ防止薬の入った医薬部外品等の石鹸や洗顔料を積極的に使う人もいますが、一時的な誤魔化しに過ぎません。毎日のスキンケアで自分の肌本来のチカラを最大限に発揮させるためにも、自己(自然)治癒力を妨げないノンキャリーオーバーの石鹸を選ぶことは非常に重要です。 又、スッポンやコラーゲンを食べた翌日に肌がプルプルになるという話ですが、実はタンパク質やコラーゲンは体内でアミノ酸に分解されるため、食べたコラーゲンがそのまま肌のコラーゲンになることは科学的な根拠がなく、研究者や専門家には常識です。 スッポンやコラーゲンを食べずとも、ピュアポタッシュで洗うだけで疑似皮脂膜が発生することによって肌の水分蒸散を防いで、うるツヤのゆで卵肌になるのです。
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